世界じょうしき図鑑

四柱推命しちゅうすいめい生まれた日時の干支で読む

生まれた年・月・日・時刻を干支に置き換え、五行のバランスから性格や運勢の流れを読む中国の占い。由来と考え方を解説します。

発祥:中国唐〜宋代に成立生年月日で占う体験できる

AIで詳しく占う(四柱推命)

生まれた年・月・日(わかれば時刻も)の干支から命式を作り、あなた自身を表す「日主」を中心に持ち味を読みます。

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1年の始まりは立春(2月4日ごろ)、各月の始まりは節入りの日、1日の区切りは0時として計算します。節入りの日に生まれた方は新しい年・月として扱います。生年月日と時刻そのものは保存しません。

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概要

四柱推命(しちゅうすいめい)は、生まれた年・月・日・時刻の4つを「柱(はしら)」に見立てて占う、中国生まれの占いです。それぞれの柱を十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせ、つまり干支(えと)で表します。

4つの柱は、どれも漢字2文字の干支になります。合わせて8文字になるので、中国語圏では「八字(はちじ)」とも呼ばれます。また、完成させた人物とされる徐子平(じょしへい)の名から「子平(しへい)」とも呼ばれます。「四柱推命」という名前は、主に日本で使われる呼び方です。

由来と歴史

生まれた日時の干支で運命を推しはかる考え方は、唐の時代(8〜9世紀ごろ)の李虚中(りきょちゅう)が基礎をつくったとされます。同じ時代の文人・韓愈(かんゆ)が書いた李虚中の墓誌(お墓に納める記録)には、人が生まれた年・月・日の干支から、寿命や身分、運の良し悪しを推しはかったと書かれています。ここに時刻は出てきません。そのため、李虚中の方法は年・月・日の3つを使うものだったと考えられています。

その後、時刻を加えた4本の柱で占い、生まれた日の干(日干)を自分自身とみなす方法を整えたのが徐子平だと伝えられています。徐子平は五代から宋の初めごろの人物とされますが、詳しい生涯はよくわかっていません。宋の時代以降、この方法をまとめた『淵海子平(えんかいしへい)』などの本が作られ、明の時代には『三命通会(さんめいつうかい)』のような大部の書物も編まれました。

ただし、どこまでが李虚中や徐子平本人の工夫なのかについては、伝承と史実の区別が難しい部分があります。後の時代の人が有名人の名前を借りて書いた本も多く、研究者の間でも議論があります。

日本には江戸時代に伝わったとされます。江戸時代後期の儒学者・桜田虎門(さくらだこもん)の『推命書』は、日本で早い時期に子平の方法を紹介した本の一つとして知られています。昭和に入ると、阿部泰山(あべたいざん)らの研究書を通じて、日本でも広く知られるようになりました。

仕組み・考え方

四柱推命では、まず生まれた日時から「命式(めいしき)」と呼ばれる表を作ります。

  • 年柱:生まれた年の干支。年の区切りは1月1日ではなく、二十四節気の立春(2月4日ごろ)とするのが一般的です。
  • 月柱:生まれた月の干支。月の区切りも節気で決めます。
  • 日柱:生まれた日の干支。干支は60日で一巡します。
  • 時柱:生まれた時刻の干支。1日を約2時間ずつ12に分けます。

次に、それぞれの文字を木・火・土・金・水の「五行(ごぎょう)」に置き換えます。五行には、木が火を生み、火が土を生むように助け合う「相生(そうじょう)」の関係があります。また、木が土を、水が火を抑えるような「相剋(そうこく)」の関係もあります。

子平の方法では、日柱の干を「自分」とみなします。そして、ほかの文字が自分を助けるのか、抑えるのかを見ていきます。この関係に名前をつけたものが「通変星(つうへんせい)」で、性格や人間関係を読む手がかりとされます。さらに10年ごとの運の流れである「大運(たいうん)」や、1年ごとの運勢も読むのが特徴です。

文化の中での位置づけ・現代

四柱推命は、中国だけでなく韓国や台湾、日本などで今も広く親しまれています。韓国では「四柱(サジュ)」と呼ばれ、身近な占いとして知られています。生まれた日時をもとにする東アジアの占いには、ほかに「紫微斗数」や「九星気学」などがあります。

よくある誤解・豆知識

四柱推命は生年月日だけで占えると思われがちですが、本来は生まれた時刻も必要です。時刻がわからない場合は、3つの柱だけで見ることもあります。

また、流派によって計算や解釈の方法がかなり異なります。中国と日本でも読み方に違いがあるとされます。同じ人を占っても、占い手によって答えが変わることがあるのはこのためです。四柱推命が運命を正確に言い当てるという科学的な根拠はありません。自分を見つめ直すきっかけや、文化として楽しむのがよいでしょう。

参考文献

最終更新:2026-10-08

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